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アロンソに事故当時の記憶なし/マクラーレン・ホンダF1のテスト事故

2015年02月24日(火)14:51 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と親しいフラビオ・ブリアトーレが、アロンソは22日(日)のバルセロナテスト走行中に起こったクラッシュについて覚えていないことを明かした。

アロンソのクラッシュ原因については、当初マクラーレン・ホンダから何も情報が発せられなかったため、さまざまな憶測を呼んでいた。だがマクラーレンは23日(月)に声明を出し、そうしたうわさを否定している。アロンソは本人は、脳震とうや事故後に処方された鎮静剤の影響から回復するためにここまで2晩を病院で過ごしている。

アロンソのマネジャーであるルイス・ガルシア・アバドは、23日(月)の夜にアロンソが病院のベッドでサムアップしながらほほ笑んでいる写真をソーシャルメディアにアップし、アロンソが重体ではないのかという憶測を打ち消している。

さらに、アロンソのこれまでのキャリアを支えてきた人物でもあるブリアトーレも、今回のクラッシュに関してささやかれているさまざまなうわさを否定している。

「単なる事故だったんだよ」

イタリアのラジオ局『RAI』にそう語ったブリアトーレは次のように続けた。

「テレメトリーは、彼がクルマをコースからそれないようにしていたことを示している」

「これは、彼のキャリアでは2番目に重大な事故だね。最初のは2004年(正しくは2003年)にサンパウロ(ブラジルGP)でものすごく大きな衝撃を受けたときだった」

「重要なことは、(医療)テストでは何も問題がなかったということだ」と語ったブリアトーレは次のように付け加えている。

「彼は事故のことは覚えていない。だが、それは普通のことなんだ。明日には退院できると思うよ」

ブリアトーレも、すでにマクラーレンが公式に否定したのと同様に、アロンソがマクラーレン・ホンダMP4-30に搭載されたERS(エネルギー回生システム)の不具合により感電したのではないかというような憶測を否定している。

「なぜそんな話が出るのか分からないよ。あれは普通の事故さ」

事故でアロンソが脳震とうを起こし、しばし気を失っていたことに言及しながら、ブリアトーレは次のように続けた。

「不幸にして、こういういうことが起こることもあるんだ。たとえフェルナンドのようなドライバーであってもね。Gフォース(衝撃)がものすごいためだ。見た目にはもっとすごいクラッシュであっても、まったく無事なときもある」

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