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【マクラーレン・ホンダ】アロンソに問題なし。次週のテストに最善を尽くす

2015年02月23日(月)11:35 am

19日(木)から22日(日)まで、4日間にわたってスペインのバルセロナで今年2回目のF1公式シーズン前テストが行われたが、マクラーレン・ホンダにとっては厳しいテストとなった。

特に、最終日にはフェルナンド・アロンソがウォールに激しくクラッシュし、ヘリコプターで病院へ搬送されるというアクシデントも発生。あと3週間弱というところにまで迫った2015年の開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)に向け、不安を残すこととなった。

心配されるアロンソの容体だが、マクラーレンによれば、当初搬送されたサーキット内の医療施設においても話ができる状態であったが、慎重を期すために病院へ移されてCTやMRIによる検査を行うことにしたものだとされている。様子を見るために22日(日)は入院することになるとも付け加えられているが、幸い、大きな問題はないようだ。

マクラーレンでは、テスト最終日には当初アロンソが午前中を担当し、午後にはジェンソン・バトンがテストを引き継ぐことを予定していたが、アロンソのクラッシュによってテスト続行は不可能となってしまった。マクラーレン・ホンダとしては今週26日(木)から4日間の日程で同じバルセロナで開催される開幕前最後の公式テストで、これまでに発生した問題の解決と戦闘力アップに取り組むことになる。

バルセロナでの初回テストを終え、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは次のようにコメントしている。

エリック・ブーリエ(レーシングディレクター)
「フェルナンドの事故に関しては、テストではこういうこともままあるものだ。幸いなことに、彼は大丈夫だ。だが、事故の際に脳震とうを起こしていたため、念のために今夜は病院に入院することが必要となった。これは脳震とうを起こした場合の通常の処置だ。いくつかの報道を見ると、事故の大きさを大げさに見せるようなものもあるが、あれはテスト中に起こる普通の事故だったに過ぎない」

「クルマの損傷も特にひどかったわけではないが、ギアボックスやパワーユニット・システムに関しては時間をかけてチェックする必要があった。そのための時間が必要になったこともあり、我々としては予定よりも早くテストを切り上げることにしたものだ」

「チーム全体にとって厳しい週となっていた。だが、来週のバルセロナテストではこれまで以上に懸命な取り組みを行うつもりだ」

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