バーレーンは、F1カレンダーに載りそうな隣国カタールと交渉が継続中だと明らかにした。
石油資源が豊富なカタールはF1開催を目指しているが、先にF1を始めたバーレーンがこの動きを阻止したと、以前、F1 CEOバーニー・エクレストンは語っていた。
「彼ら(バーレーン)は私にいったのだ。もしレース開催の確約をくれるなら、ついでにアラビア半島で第二のF1レースを開かないでほしいと。私はそれにイエスと答えた」と語ったエクレストン。
その後、エクレストンはバーレーンとカタールの交渉をおぜん立てしたが、今も合意のめどは立っていない。
ところが先週前半、同国のモータースポーツ連盟会長でFIA(国際自動車連盟)副会長、ナーセル・ビン・ハリーファ・アール・アッティーヤは、カタールGPが2016年ないしは2017年にも開催と表明した。
「われわれは、すべての段階を経て、契約に署名するまで細かな数点を詰めるだけだ」
加えてバーレーンGPの責任者シェイク・サルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファは、いずれカタールがF1GPを主催すると暗に認めている。
「今も交渉中だ」と、彼は『Gulf Daily News(ガルフ・デイリー・ニュース)』に語った。
「(カタールGPが)われわれのレース(バーレーンGP)にどのような影響をあたえるか、それは何ともいえない」