元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、今季フェラーリへと移籍したセバスチャン・ベッテルにはチームメートであるキミ・ライコネンを圧倒してみせる必要があると考えている。
2010年から2013年までレッドブルで4年連続F1チャンピオンとなる偉業を達成したベッテルだが、2014年にはジュニアチームであるトロロッソから昇格してきたダニエル・リカルドとの勝負に敗れてしまっていた。
2014年から導入されたV6ターボエンジンを搭載する新しいF1カーにうまく順応できなかったベッテルは、最終的にフェラーリへの移籍を決断。2015年はイタリアの名門F1チームで再起を目指すことになる。
今年ベッテルをチームメートに迎えるライコネンは日ごろからベッテルと仲がよいことで知られている。そのライコネンもベッテル同様2014年シーズンは不振に陥っていた。
クルサードは、ベッテルが今年もチームメートに後れをとるようなことは許されないとドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に次のように語った。
「彼(ベッテル)はもっと速く走る必要がある」
「もしそうできなければ、正直に言って、彼のキャリアは危機を迎えることになる」