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FIA、F1参戦費用を試算

2015年02月18日(水)11:19 am

FIA(国際自動車連盟)がF1参戦費用の算出を調査会社に依頼したところ、「見せもの」としての魅力を損なうことなくコストを半減できるとの結果が出たという。

事態は深刻だ。ケータハムもマルシャもつぶれ、経済的に多少恵まれた中堅チームも財政にトラブルを抱えている。そこへ最近ニューヨークを拠点とする多国籍企業マッキンゼー・アンド・カンパニーがFIAの依頼を受けて現存する9チームの台所事情を調査したことが、17日(火)、明らかになった。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、マッキンゼーは新しくコスト削減策を提案。それを実践すれば、フォース・インディアやザウバー、ロータス等のチームは1億2,000万(約143億円)から2億ドル(約238億円)ていどの年間予算でじゅうぶんに運営していけるという。

仮にあるチームが1億2,000万ドルを予算規模に設定するとしよう。現状は四分の一のおよそ3,000万ドル(約35億7,000万円)がエンジンに費やされるが、マッキンゼーの試算では、今より25パーセントもの削減が可能だ。

さらにマシン設計と製造で35パーセント、レース活動で15パーセント、テスト費用で20パーセントの出費を削れるという。

同誌のミハエル・シュミット記者は次のように伝えている。「そうなると、ザウバー、フォース・インディア、トロロッソ、ウィリアムズといったチームは、F1権利団体が分配する年間賞金だけでやっていけそうだ」

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