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2015年シーズンに向けて慎重を期すロータス

2015年02月16日(月)17:26 pm

今季からルノーに替えてメルセデスエンジンを搭載するロータスだが、2015年シーズンに向けては慎重な姿勢で臨みたいと考えているようだ。

2012年と2013年には、ロータスはその年にF1復帰を果たしたキミ・ライコネン(現フェラーリ)がそれぞれ1勝ずつをあげたこともあり、いずれもコンストラクターランキングを4位で終えていた。

だが、新しいV6ターボが導入され、レギュレーションが大幅に変更された2014年には大きく様相が変わってしまった。革新的な2つの先端を持つノーズを持つE22で臨んだロータスだが、ルノーエンジンの信頼性や戦闘力の低さに悩まされたこともあり、ランキングは一気に8位にまで沈むこととなった。

今季は2014年に最強を誇ったメルセデスエンジンを搭載し、コンパクトにまとめたE23でシーズンに臨むロータス。昨年の不振からの脱却を期待するのは当然だろう。だが、2015年からすぐに優勝が狙えるほどの力を発揮できるとは考えていないようだ。

やはり、2012年にF1カムバックを果たし、ロータスで今年4シーズン目を迎えるロマン・グロージャンは母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「またいいシーズンにしたいと思っている。2015年には自分の能力を示し、2016年には勝てるクルマを手に入れたいね」

ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスも、ロータスが再び表彰台の中央に立つためには、もう少し時間がかかるかもしれないと認め、次のように語った。

「2年前には優勝も果たし、表彰台にも13回上った」

「我々はレッドブルとも争ったし、メルセデスAMGやフェラーリとコンストラクター選手権で3位争いを繰り広げ、マクラーレン、フォース・インディア、そしてウィリアムズよりも上位で終えていたんだ」

グロージャンや、チームメートのパストール・マルドナードも今季のE23には手応えを感じているとコメントしており、2015年には再びロータスがかつての勢いを取り戻す可能性も十分にありそうだ。

しかし、ロペスは慎重だ。

「厳しいシーズンを送っただけに、あまり虚勢を張らないほうが賢いやり方だと思う」

「我々が直面した困難のことを考えれば、低姿勢で控えめにしていたほうがいいし、またリピートボタンを押してしまうことがないよう用心深くしていないとね」

「まずは、2013年の調子を取り戻すために懸命に取り組むことにする。もっと高い目標を口にするのはそれからの話だ」

そう語ったロペスは、次のように付け加えた。

「最初に、我々が本来いるべき位置まで復帰することを目指し、その次に目標を新たに見直していくよ」

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