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パスカル・ヴェアラインがフォース・インディアのテストを担当か

2015年02月15日(日)19:36 pm

メルセデスAMGの控えドライバーであるパスカル・ヴェアラインが、来週バルセロナで行われる今年2回目のF1公式シーズン前テストにフォース・インディアでテストを担当することになりそうだと報じられている。

ヘレスで行われた今年最初のテストを欠場したフォース・インディアだが、サプライヤーへの支払いが滞っているといったうわさが報じられていた。

フォース・インディアでは19日(木)から4日間の日程で行われる次回のテストには参加を予定しているものの、まだ2015年型車であるVJM08を準備することができず、テストには2014年型車で臨むことになる。

うわさでは新車用のモノコックがまだ手元に届いていないと言われていたが、現時点ではすでに供給を受けることができたと考えられている。だが、それでも来週のテストまでに2015年型車を組み上げて走ることができる状態にまで持っていくのは難しいようだ。フォース・インディアの広報担当者も「計画では、最後のテスト(26日から)で(2015年型車を)導入することになっている」とそれを認めている。

だが、フォース・インディアでは19日から始まるバルセロナテストで誰がテストを担当することになるかについてはまだ明らかにしていない。

ドイツのメディアが最近報じたところによれば、昨年までザウバーのテストドライバーを務めていたロシア人ドライバー、セルゲイ・シロトキンのスポンサーから約束された資金がいまだに支払われておらず、フォース・インディアではシートを売ることも考えざるを得ない状況におかれているようだとされていた。

そうした中、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にエントリーするとともに、メルセデスAMGの控えドライバーに指名された20歳のヴェアラインが、19日からのバルセロナテストにフォース・インディアから参加することが決まったようだと報じられている。

昨年の12月には、フォース・インディアにエンジンを供給するメルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフが、今年はヴェアラインに「小規模チームで控えかテスト担当、あるいは金曜日(フリー走行)を担当させる」チャンスを探していると語っていた。

『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』のラルフ・バッハ記者は、『f1-insider.com』のブログに、フォース・インディアはまだメルセデスに対して今季用エンジンの代金を支払っていないと聞いていると書き、次のように続けている。

「ヴェアラインを起用することでのみ、フォース・インディアはバルセロナで使うエンジンを確保することができると言われている」

「レギュラードライバーであるニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスは、開幕戦のオーストラリアGP(3月15日決勝)の前に行われる最終テストまで待たされることになりそうだ」とバッハは付け加えている。

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