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フォース・インディアに新たな動き

2015年02月14日(土)11:58 am

13日(金)、フォース・インディアが動きを見せた。

2月初旬にスペイン・ヘレスで行われたF1合同テストを欠場した彼ら。経済的に問題があるとか、部品メーカーに対する負債で首が回らないとか、いろいろなうわさが飛び交う中のできごとだった。

チームが音無しでも、ドライバーはクルマを運転するのが商売だ。6月にルマン24時間初参戦を控えるニコ・ヒュルケンベルグは今週、バーレーンでポルシェの新車をテストしていた。

F1の各チームがこの冬二回目の合同テスト(2/19-22:バルセロナ)に向けて準備に忙しい一方で、遅まきながらフォース・インディアも、まだ見ぬ新車VJM08の準備を進めているようだ。

マシン完成こそ間に合わないが、彼らもテストには出そうである。

金曜日にマシンや機材を積みこんだフォース・インディアのトラックは現在、バルセロナに向かっているという。ただし、運んでいるのは2014年型マシンだ。

1月下旬にメキシコ・シティで「体制発表」を行なった彼らだが、ステージに置かれたのは、新設計に似せたノーズを展示用の2014年型マシンに取り付けただけのものだった。従って、2015年型車はまだ誰の目にも触れていない。

トラブルだらけのフォース・インディアは、果たして2015年F1開幕戦オーストラリアGP(3/13-15)に間に合うのか。もちろん彼らは、そんな疑問の声を打ち消す。

ただし、中堅チームにとって状況が「非常に厳しい」のは事実。チーム副代表ボブ・ファーンリーもイギリス『Sky(スカイ)』に認めている。

そうだとしても、ヘレス合同テスト後に開かれたF1戦略グループの会議で、F1カムバックを目指すマルシャの動きを封じたのはなぜか。彼らが賛成すれば、マルシャは2014年の旧型車で開幕戦に出場できたかもしれないのだ。

それともマルシャが姿を消すと、彼らの年間賞金は一部がフォース・インディアのものになるから?ファーンリーは否定したが、これだけは認めた。「われわれもトラブルを抱えているだろうって?それはそうだ。だが、対処してみせる」

「難しいよ。われわれは皆、絶好調だといったらウソになる。コストは上昇する一方で、四苦八苦だ」

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