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エクレストン、グリッド減少食い止めに躍起

2015年02月11日(水)6:03 am

F1グリッドがやせ細るのをこのまま黙って見ていられないと、バーニー・エクレストンが対策に乗り出した。

マルシャがレース復帰を目指しているものの、もし失敗したら、2015年のグリッドは昨年の11チームから二つ減って9チーム(18台)になる。

しかもフォース・インディア、ザウバー、さらにロータスまでもが財政的に苦しいといわれ、いつまたチームがひとつ欠けてもおかしくない状況だ。

一チーム三台制の話が浮かんでは消える中、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、エクレストンがグリッドの数を増やそうとフィクサーぶりを発揮していると報じた。

同誌のミハエル・シュミット記者によると、エクレストンが密かに欲しているのは「2013年型レッドブルにメカクローム製V8エンジンを搭載した」マシンによるF1版「ディビジョン2」だ。

もともとエクレストンは「スーパーGP2」的なアイデアを温めていた。下位カテゴリーのGP2によりパワフルなエンジンを載せるというものだ。

今回のアイデアは、「ディビジョン2」にエントラントを呼び込もうと1,500万ユーロ(約20億円)の参戦費用をチーム立ち上げ用のパッケージとして与えるのだという。

「フォース・インディアやケータハムでチーム運営を手がけたコリン・コレスが2013年型レッドブルを元にハードを整え、V8エンジンはフラビオ・ブリアトーレのメカクローム社が製造する」とシュミット記者。

もっとも、5日(木)にパリで行われたF1戦略グループの会議で提案したところ、フェラーリ、メルセデスAMG、それにマクラーレンから反対されたという。

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