フォルクスワーゲン、コンパクトスポーツモデル「ポロGTI」を新発売

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、「ポロ」シリーズのトップグレードとなるスポーツモデル、「ポロGTI」を10日（火）に発売した。価格は334万2,000円。

「ポロGTI」には、これまでの2個の過給器（スーパーチャージャー＋ターボチャージャー）を持つ1.4 リッターTSIエンジンに代わって、新たに1.8リッターのTSIエンジンを搭載。低回転域から俊敏に反応する小径タービンを用いたシングルターボ方式が採用されたこのエンジンは最高出力141kW（192PS）、最大トルク250Nmを発生する。最大トルクの発生回転数がこれまでの 2,000／rpmから1,250rpmまで大幅に引き下げられたことで、発進直後から力強いスタートダッシュを実現するとともに、0-100km／h加速も6.7秒と、2年連続で世界ラリーチャンピオンシップ（WRC）に輝いたラリーマシンのホモロゲーションモデル「ポロRWRC（同6.4秒）」に迫る俊足を誇るモデルとされている。

エクステリアでは、左右に大きなエアインテークが付いた専用フロントバンパーが装着されるとともに、「GTI」伝統のハニカム構造のラジエーターグリルには水平に伸びた赤いラインとシルバーに輝く「GTI」バッジが施される。フロントとリヤにフォグランプが標準装備とされたことに加え、リヤコンビネーションランプには精悍さを一層際立たせるダークレッドテールライトが採用されている。さらに、LEDヘッドライトもオプションとして設定される。

足元には新デザインの17インチアルミホイールが装備され、赤く塗られたレッドブレーキキャリパーがひときわ精悍なイメージをアピール。リヤバンパーもフロント同様「ポロGTI」専用となり、左右下部にブラックのスプリッターを装着。ハッチゲートの上部には専用のリヤスポイラーが装着されるほか、クローム仕上げのデュアルエグゾーストパイプやブラックのディフューザーも採用され、よりスタイリッシュなイメージが与えられている。

＜「ポロGTI」の概要＞
エンジン：1.8L直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ（4バルブ）
最高出力：141kW（192PS）／5,400～6,200rpm
最大トルク：250Nm（25.5kgm）／1,250~5,300rpm
トランスミッション：7速DSG
ハンドル位置：右
燃料消費率（JC08）：17.2km／L
【主な専用装備】
・フロント専用バンパー（左右エアインテーク＋スプリッター、フォグライト付）
・ハニカム構造ラジエーターグリル＋「GTI」ロゴ付
・リア専用バンパー（ディフューザー＋スプリッター付）
・専用リヤスポイラー
・ダークレッドテールライト
・クロームデュアルエキゾーストパイプ
・専用サイドスカート（ブラック）
・「GTI」ロゴマーク（フェンダー左右）
・215／40R17インチタイヤ＋17インチ専用アルミホイール（5ツインスポーク）
・専用タータンチェック柄トップスポーツシート（ファブリック：運転席／助手席）
・専用レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール（レッドステッチ＋パドルシフト＋オーディオコントロール付）
・専用シフトノブ（レッドステッチ入り）
・レザーハンドブレーキグリップ（レッドステッチ入り）
・専用スポーツサスペンション
・レッドブレーキキャリパー
【主な標準装備品】
・ブルーモーションテクノロジー（Start／Stop システム＋ブレーキエネルギー回生システム）
・マルチコリジョンブレーキシステム
・ドライバー疲労検知システム
・ESP、ABS（横滑り防止装置）
・XDS（電子制御式ディファレンシャルロック）
・フォルクスワーゲン純正インフォティメントシステム
・リヤビューカメラ
【価格】
334万2,000円