NEXT...F1開催スケジュール

財政危機とのうわさはデタラメだとフォース・インディア

2015年02月07日(土)17:34 pm

フォース・インディアが、昨年経営破たんに陥ったケータハムやマルシャに続き、F1参戦の危機を迎える第三のチームとなるかもしれないとの報道に対し、反論を行った。

イギリスのシルバーストンに本拠を構えるフォース・インディアは、2月1日(日)からスペインのヘレスで行われた今年最初の公式シーズン前テストを欠場していた。さらに、19日(木)からバルセロナで始まる2回目のテストにも2015年型車を使うことができないことも明らかとなっている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者によれば、こうしたことにより、フォース・インディアは財政難により「シャシー、燃料タンク、エンジン、ギアボックスもなければ、風洞テストさえ行うことができていない」とのうわさがささやかれ始めているという。

だが、フォース・インディアのチームCOOであるオットマー・サフナウアーは、そうしたうわさはすべて事実に反していると主張している。

フォース・インディアに関する最大のうわさは、2015年型車用モノコックの製造を委託したEPM社への支払いが行われなかったことから、まだそのモノコックの供給を受けることができていないようだというものだ。

これに関し、サフナウアーは、「我々は、供給メーカーに対して何の債務もない」と主張。

サフナウアーの説明によれば、モノコックの遅れは、EPMが冬の間に工場施設を移設した際、重要な工作機械が損傷を負ってしまったことによるものだという。

さらに、燃料タンクの供給メーカーであるATL社に関するうわさについて、シュミットはフォース・インディアが代金の支払い実行日を変えたためだとの説明を行ったとしていた。だが、サフナウアーはこれについても「代金も支払い済みだし、タンクも受け取っている」と主張している。

事実、V6ターボ・パワーユニットに関するうわさについては、供給元であるメルセデスAMGのニキ・ラウダ(非常勤会長)が「フォース・インディアから代金は受け取った」と認めている。

サフナウアーはさらに、ケルンにあるトヨタの風洞施設使用に関しても何の問題も起きておらず、現在も風洞を使用してテストを行っていると主張し、次のように語った。

「もし、我々が義務を果たしていなかったとすれば、今風洞を使えたりしていなかったはずだ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック