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「インディカー参戦も選択肢のひとつ」とマグヌッセン

2015年02月06日(金)19:29 pm

マクラーレンの控えドライバーであるケビン・マグヌッセンが、F1以外に活躍の場を求める可能性を否定しなかった。

2014年シーズンにマクラーレンから期待の新人としてF1デビューを飾ったマグヌッセン。だが、フェラーリからフェルナンド・アロンソが移籍してきたことにより、そのシートをわずか1年で失い、2015年には再び控えドライバーの位置に逆戻りすることとなってしまった。

マグヌッセンもそのことへの失望を隠そうとはしていない。

「自分では、デビューシーズンとしてはいい結果を残せたと思っているんだ」

北欧のスポーツチャンネルである『Viasat(ビアサット)』にそう語ったマグヌッセンは、次のように続けた。

「あれ以上のことはできなかったと思う。F1チャンピオンのジェンソン(バトン)が僕よりも多くのポイントを稼いだのは当然のことだ。だけど、僕だって何度も自分の可能性を示すことができていた」

「僕はしばしばジェンソンより速かったよ。特に予選ではね。結局のところ、それだけではフェルナンドやジェンソンとシート争いをするには十分ではなかったということだ」

さらにマグヌッセンは続けた。

「F1は複雑な世界だし、プレッシャーも期待もすごく大きい。今では僕もそのことがよく分かったよ」

「ドライバーとしても一個人としてもつらい時期を迎えている。でも、またF1の第一線で活躍するドライバーたちと一緒にレースができるようになったときには、この経験を生かせると信じているよ」

「もちろん、僕がシートを失うと分かったときにはすごく動揺したよ。僕はレースを続けるにふさわしかったし、後退などしたくなかったからね。でも、僕たちは特殊な状況を抱えていたんだ」

「僕にとって好ましいことではなかったけれど、2度F1チャンピオンとなったドライバー(アロンソ)に道を譲ることになった。それでも、僕はまだ若いし、これから先何年もチャンスは残されているからね。新たなチャンスをつかめるまでできる限り長く頑張るつもりさ」

父親のヤンも、やはりかつてマクラーレンでF1デビューを飾ったという経緯があるマグヌッセンは、さらに次のように語り、将来F1でいいシートを得るためにも、別のカテゴリーでレースを行うことを考えているとほのめかした。

「僕たちは、キャリアを継続させていくためにいくつかの選択肢についてよく調べているところだよ」

「僕はレースがしたいし、クルマに乗ることが僕にとっては重要なんだ。仮にそれがF1ではないとしてもね」

「1年間ずっとレースに出ないというのはいいことじゃないよ。とりわけ、今のF1ではテストがものすごく制限されているしね」

「仮に、これが10年前だったら、多分そういうふうには考えなかったかもしれない。でも、自分の成長のためにはレースを続けることが大切なんだ」

「どういう選択をするのがベストなのかは分からない。インディカーもあるし、ほかにもある。今後、状況がどう変わっていくか様子を見てみるよ」

最近突然ささやかれるようになったのが、マクラーレンが昨年経営破たんに陥ったマノー(マルシャ)のF1復帰を支援し、ホンダエンジンを搭載する「Bチーム」にしようと考えているのではないかといううわさだ。

そして、そうなった場合のドライバー候補筆頭にマグヌッセンの名前が挙げられている。

このうわさに関し、「何が起こっても不思議ではないけれどね」と答えたマグヌッセンは次のように続けた。

「マルシャ? これはうわさに過ぎないと思うよ」

「最近状況が変わったみたいだから、今後どういうふうに推移するのか様子は見ている。でも、あのチーム(マノー)と話をしたりはしていないよ」とマグヌッセンは結んだ。

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