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F1戦略グループ、1000馬力エンジンを討議へ

2015年02月05日(木)1:37 am

1980年代に主流だった四ケタの大馬力エンジン復活なるか?

5日(木)、F1の今後を話し合う戦略グループの会合がフランス・パリで開かれる。議題は、F1 CEOバーニー・エクレストンが2017年までに要求している1000馬力エンジンの実現だ。

彼は経済誌『Forbes(フォーブス)』で、エンジンの開発「凍結解除」だけでは不十分だと語った。規制が解除されれば、各メーカーはより自由にV6ターボを改良することができるのだが。

「パワーユニットを筆頭に、技術の粋を集めたエンジンなのはけっこうだが、F1には合わない」とF1経済記者クリスチャン・シルトに話すエクレストン。

伊スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に掲載された記事によると、エクレストンは2.2リッターのV8ツインターボを提唱するつもりらしい。

他の意見もある。現在のV6構造でも、エクレストンの望むような馬力を引き出すのは十分に可能だというのだ。

昨年のチャンピオンチームで、速さにかけてもナンバー1のメルセデスAMGのエンジン主任アンディ・コーウェルは、ドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』にこう話す。「V6ターボが完ぺきな温度効率に達すると、最大で1630馬力を生み出す」

「そこまで行けば最高だよ。完ぺきこそわれわれが目指すものだ」

ジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長も、5日(木)にパリでエンジン問題を話しあうと認めている。

「個人的には」と前置きして、ロシア『f1news.ru』に話すトッド。「建設的な意見は、どんなものでも耳を傾ける。ただし条件がある。技術規則の安定は絶対だ」

「もし今の規則でエンジン出力の増加が可能なら、正常進化として考慮できる」とトッドはいうのだった。

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