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【ヘレステスト3日目】ドライバーコメント

2015年02月04日(水)11:12 am

3日(火)に、スペインのヘレスで今年最初のF1公式シーズン前テスト3日目のセッションが行われた。午前中はウエット状態となり、各車とも水量が少ないときに用いるインターミディエイトタイヤでの周回に臨んだが、午後には路面もドライへと転じ、各ドライバーもドライタイヤで周回を重ねた。

この日トップタイムを刻んだのはフェラーリエンジンを搭載するザウバーのフェリペ・ナスル。2番手にフェラーリのキミ・ライコネンがつけた。これにより、ここまでの3日間のテストではいずれもフェラーリとザウバーが1-2体制を築いたことになる。

マクラーレン・ホンダは、この日再びフェルナンド・アロンソがステアリングを握り、ウエット状態の午前中には順調に周回を重ねた。だが、冷却系の問題が発生したことにより、午後は走行することができずに終わっている。

■フェリペ・ナスル(ザウバー)
合計周回数:109周
ベストタイム:1分21秒545
順位:トップ
「今日も有益な1日になった。かなりの距離を走行することができたし、クルマの理解も深まったよ。それに加えて、異なるコンディションにおいて違うタイヤを試すこともできたし、セットアップもいろいろ試すことができたよ。最後のほうではロングランを行うこともできたし、レースのときと同じように燃料をたくさん搭載したときのクルマの感触も得ることができた。こういうさまざまなことに慣れることが僕にとって重要なことだったんだ。全体的に、すごく前向きな2日間のテストだった。新しい環境にもうまくなじめているし、チームとともにここまで経験してきたすべてのことに本当に満足しているよ。次のバルセロナ(2回目のテスト/19日~)が楽しみだ」

■キミ・ライコネン(フェラーリ)
合計周回数:92周
ベストタイム:1分21秒750
順位:2番手
「結果について話をするにはまだ早すぎるよ。でも、僕たちは正しい方向に向かっている。まだ取り組むべきことがたくさんあるけれど、今日は前向きなスタートを切ることができた。1年前とは大違いだね。クルマにも多くの改良がほどこされ、本当にいい仕事が行われたよ。まだテストも始まったばかりだけど、かなりの周回を重ねることができた。セバスチャン(ベッテル)も2日間いい走りができていたしね」

■ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)
合計周回数:151周
ベストタイム:1分21秒982
順位:3番手
「昨年は信頼性が僕たちにとって大きな課題となっていた。だから2015年にはこの問題を解決することが目標だ。だから、最初のシーズン前テストで2日とも走行距離をかなり伸ばすことができたことには満足できるね。ここまでのところ信頼性の高いシルバーアロー(メルセデスレーシングカーの愛称)にしてくれたチームに感謝するよ。彼らは冬の間、本当にいい仕事をしてくれた。パフォーマンスの面では、僕たちがどういう位置にいるのかは分からない。でも、フェラーリのタイムは彼らにとっても勇気づけられるものだろうね。だから、今年のF1は面白くなるんじゃないかと思うよ」

■フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)
合計周回数:71周
ベストタイム:1分22秒276
順位:4番手
「いい初日となって満足だよ。FW37は、FW36からさらに一歩前進しているし、この先が楽しみだよ。それに、クルマのセットアップにも自信が持てた。クルマの第一印象はよかったし、バランスもうまくとれていた。午前中はウエット状態となったことで走る時間が少し失われることになった。だから、明日はもっと周回を重ねることができることを期待しているし、バルセロナ(2回目のテスト/19日~)に向けていい準備ができることを願っている」

■パストール・マルドナード(ロータス)
合計周回数:96周
ベストタイム:1分22秒713
順位:5番手
「いい1日になったし、E23について多くのことが学べたよ。クルマからは力強い感触を得ることができたし、もっと改善できることも分かっている。僕たちはまだすべてのシステムをチェックしながら、それらがどのように機能するかについて学んでいるところだ。でも、この2日間の進展にはすごく満足できているよ。今日は違うタイヤコンパウンドでの走行もできたし、セットアップに関する改善点を理解する上でも、いい基準を手にすることができた。バルセロナ(2回目のテスト/19日~)でまたクルマに乗るのが本当に楽しみだ」

■カルロス・サインツ(トロロッソ)
合計周回数:137周
ベストタイム:1分23秒187
順位:6番手
「本当にいい1日だったよ。僕にとっては今日が本当に初めて本格的に臨んだF1テストだったと思うし、それを楽しむことができた。137周も走行できたことは素晴らしい結果だ。これほどの長距離走行ができたのはチーム全員のハードワークのおかげだよ。昼夜の区別なくここで頑張っているメカニックたちや、ファクトリーにいる全員のね。彼らの見事な仕事に感謝しているし、僕も多くのことを学ぶことができた。これほど多くの周回を重ねることができたことによって、僕も自分の身体能力を評価することができたし、それについてもかなり満足できた。僕たちが冬の間に行ったことが報いられたようだね」

■ダニエル・リカルド(レッドブル)
合計周回数:48周
ベストタイム:1分23秒901
順位:7番手
「今日は走行が制限されてしまったけれど、何度かロングランを行うこともできたし、それは勇気づけられるものだった。何度か10周から15周のラップを行うことができたし、そうすることでよりよくクルマを理解することができるんだ。1周ごとにクルマや、ルノー製パワーユニットの信頼性についての理解を深めることができた。だから、午後はまずまずだったよ。自分たちがどういう位置にいるかということに関しては、実際にどれほどの速さがあるかを知ることは不可能だよ。ほかのドライバーたちがどういう条件で走行しているか分からないしね。でも、今日一貫性を示すことができたのはよかったと思っているし、最後には何周かまとめることもできた。だから今日もいくつか前向きなものを得ることができたよ」

■フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
合計周回数:32周
ベストタイム:1分35秒553
順位:8番手
※コメント未発表

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