【ヘレステスト2日目】ドライバーコメント（ナスル、ボッタス、フェルスタッペン、マルドナード、クビアト）
2日（月）に、スペインのヘレスで行われているF1公式シーズン前テストが2日目を迎え、全部で8台のクルマがテストに臨んだ。午後には雨も落ちてくるというコンディションの中、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが初日に続いてトップタイムをマーク。2番手にはザウバーのフェリペ・ナスルがつけ、ザウバーも2日連続で2番手タイムを刻んでいる。
この日初めての走行に臨んだレッドブルのダニール・クビアトは、セッション開始早々にクラッシュしてしまいフロントウイングを破損。チームはスペアパーツを用意していなかったため、クビアトはウイングがないままシステムチェックの走行を数周行っただけにとどまっている。
また、初日はクルマがサーキットに到着せず出走することができなかったロータスのE23が、パストール・マルドナードによって初走行が行われた。
本記事では、フェリペ・ナスル（ザウバー）、バルテリ・ボッタス（ウィリアムズ）、マックス・フェルスタッペン（トロロッソ）、パストール・マルドナード（ロータス）、ダニール・クビアト（レッドブル）のコメントを紹介する。
ベッテル「いい基盤となるクルマを手にすることができた」／ヘレステスト2日目トップ
■フェリペ・ナスル（ザウバー）
合計周回数：88周
ベストタイム：1分21秒867
順位：2番手
「素晴らしい日だった。多くの周回を行うことができたし、目にしたことすべてに満足しているよ。システムや手順、そしてクルマの特性に慣れようと努めたんだ。今、僕たちがどういう位置にいるかということを理解するために本当にいいスタートが切れた。僕にとってはこの新しい環境に慣れることが大切だったんだ。ドライとウエットの両方のコンディションも経験した長い1日だったけれど、僕はすべての状況に適応することができた。これからはもっと詳細な作業を始められるよ」
■バルテリ・ボッタス（ウィリアムズ）
合計周回数：61周
ベストタイム：1分22秒319
順位：3番手
「今日もいい1日だった。予定していたプログラムはやり終えることができたし、雨のせいで妥協を強いられたのは最後の走行だけだったからね。午前中は、空力のデータを蓄積することに費やした。そして午後にはロングランに取り組んだよ。セットアップを変更し、その結果を分析しながらね。常に学んでいるところだけど、現時点ではクルマから得られる感触には満足できているよ」
ハミルトン「チームにはエネルギーが満ちている」／ヘレステスト2日目4番手
■マックス・フェルスタッペン（トロロッソ）
合計周回数：73周
ベストタイム：1分24秒167
順位：5番手
「午前中はブレーキに熱を入れるのに少し苦労したんだけど、それはすぐに調整できたよ。その後はロングランも行えたし、それによってこの新車のことをすぐに学ぶことができた。午後は少し雨が降ったけれど、インターミディエイトタイヤを経験するいい機会になったよ。ついに、シーズンに向けた作業が開始できたのはうれしいし、ヘレスでのテスト初日には満足できているよ」
■パストール・マルドナード（ロータス）
合計周回数：41周
ベストタイム：1分25秒802
順位：6番手
「このワクワクするような新車で初めての走行ができたのは素晴らしかった。まだ始まったばかりだけど、今日はたくさんのことを達成できたよ。クルマの潜在能力を感じられたことをうれしく思っているし、また明日クルマに乗るのが待ちきれないよ。今日は走行を早めに切り上げたけれど、そうしたら雨が降り始めたから誰もがピットに戻ってくるしかなかった。だからそれは大きな問題にはならなかったよ。クルマの調子もすごくよさそうだし、シーズンに向けて大きな可能性を秘めているよ」
ジェンソン・バトン「トラブルは覚悟していた」／ヘレステスト2日目7番手
■ダニール・クビアト（レッドブル）
合計周回数18周
ベストタイム：記録なし
順位：8番手
「今日は理想的な日にはならなかった。ミスをしてしまうこともあるし、ああいうときはもうどうしようもないんだ。その後は、1日を最大限に有効利用しようと努めた。（壊した）ウイングのスペアパーツがなかったからね。その状態でできる限りの走行は行ったし、その埋め合わせができることを期待しているよ。僕にはそのためにもう1日残されているから、水曜日（4日）を楽しみにしている」
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