2010年から2013年までレッドブルで4年連続でF1チャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルだが、2014年シーズンには新たに導入された新V6エンジンが搭載されたF1カーになじめずスランプに陥っていた。
トロロッソから昇格してきたチームメートのダニエル・リカルドに匹敵する走りさえできなかったベッテルは、最終的にレッドブルを離れ、フェラーリへの移籍を決断したが、そこへ至るまでの間にはF1から引退することも考えていたとかつてのボスであるクリスチャン・ホーナー(レッドブル/チーム代表)が語ったことが最近大きく取り上げられていた。
だが、ベッテルは1日(日)から今年最初の公式シーズン前テストが始まったスペインのヘレスで、この件に関して反論を行った。
「やめてしまうことだって、それ(新ルール)を受け入れることだってできる」
そう語ったベッテルは、次のように付け加えた。
「僕がかつてのV12エンジンのほうがいいと思っていることが真実だとしても、それでも僕はまだここにいるよ」