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伝統サーキットに関してF1に再考を求めるイモラ

2015年01月26日(月)18:25 pm

今年のF1カレンダーからは本来ニュルブルクリンクで開催されるはずだったドイツGPが落ちてしまうことになりそうだと言われているが、かつてF1を開催していたフランスやサンマリノGPを開催していたイタリアのイモラなどに関しても、そこで再びF1レースが開催される可能性は小さくなっている。

正式名称を「アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ」というイモラ・サーキットは、老朽化を理由として2006年シーズンを最後にF1を開催していない。だが、昨年F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の検査を受け、F1開催基準を満たすものとなったという認定を得ている。

イモラ・サーキットの取締役であるピエトロ・ベンベヌーティはイタリアのウェブサイト『f1web.it』に次のように語った。

「(2014年の)6月にチャーリー・ホワイティング(FIA/F1競技委員長)がサーキットを検査し、第一級ライセンスだと承認した。これは2017年の6月まで有効なものだ」

「これは、イモラがF1を含むFIA主催レースを開催するための要求事項を満たしているということだ」

だが、ベンベヌーティは、イモラが近いうちにF1カレンダーに復帰する可能性はないだろうと次のように続けた。

「それは施設の問題ではなく、グランプリを開催するためのコストのためだ」

「現在の状況においては、政治的機関もしくは大型スポンサーからの支援がない限り、このコストを賄うことができるサーキットはないよ」

そう語ったベンベヌーティは、次のように付け加えた。

「私は、F1は考えなおすべきだと信じている。経済状況の変化や、F1の伝説をつくり上げてきたサーキットが消えてしまうというリスクのことをよく考慮すべきだとね」

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