F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が当初の判断を翻してホンダにもシーズン中に一定のエンジン開発継続を認めたことについて、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、そこに自分が関与していたことを認める発言を行った。
エンジンの開発を凍結するルールに抜け穴が見つかったことにより、2014年からV6パワーユニットの供給を行っていたメルセデス、フェラーリ、ルノーの3社には2015年シーズンを通じてエンジン開発を継続することが認められた。
だが、今年からエンジン供給を開始するホンダに関しては、FIAでは当初、ライバルメーカーたちが昨年行ったのと同様に、3月以降はエンジンの開発が凍結されるとの判断を示していた。しかし、FIAは最終的に方針を変更し、一定の制約はあるものの、ホンダにもシーズン中のエンジン開発を認めることを明らかにした。
エクレストンは、このFIAの方向転換には自分の働きかけがあったものだとロシアのウェブサイト『f1news.ru』に次のように語った。
「この問題に関してFIAと話し合いを行った。そこで私は言ったんだ。少しばかり違うアプローチを取ることが必要だ。さもないと誰もF1に参入しようなどと思わなくなるよ、とね」