元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディが、2015年のマクラーレン・ホンダが「未来的」なF1カーになるとのうわさがあると紹介している。
【動画】マクラーレン・ホンダMP4/30公開予告映像。ノーズ形状のヒントも?
マクラーレンでは1月29日(木)に予定されている2015年型車マクラーレン・ホンダMP4/30の公開予告ビデオを公開したが、その中にはまだ実車のイメージは映し出されていない。だが、少しだけヒントが含まれているようにも見える。
「新しい時代が始まる」というタイトルが付けられたその映像は、かつてのマクラーレン・ホンダが走る映像が映し出されたテレビの前で、子供が白と赤でF1カーの絵を描いているという光景が描写されている。
そのスケッチの下のほうには、現代的なF1カーのノーズがかなり詳細に描かれているが、それは昨年まで採用されていた「アリクイ型」とは違う形に見える。そのノーズの図の上には、ドライバーのジェンソン・バトンを意味する「JB」という文字が書かれている。
ミナルディは自身が発信しているメディア向けリリースの中で、「うわさによれば」マクラーレン・ホンダが準備している2015年型車は「驚くような、未来的なクルマ」らしいとの情報を紹介している。
ミナルディによれば、マクラーレン・ホンダMP4/30は、「完全に新しいシャシーとなり、さまざまな部分に多くの改革的試みが施されているという話がある」という。
だが、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、メルセデスAMGの圧倒的な優位性を考えれば、マクラーレン・ホンダとしての初めてのシーズンとなる2015年にそれに追いつくことはかなり難しい仕事になるだろうと認め、イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』に次のように語っている。
「メルセデスAMGを打ち負かすのは難しいだろうと思っている。だが、もちろんそれにチャレンジしていくよ」