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メルセデスAMG、旧型エンジン使用との報道はデマ?

2015年01月19日(月)18:32 pm

メルセデスAMGが、2015年シーズン序盤に、2015年仕様のエンジンではなく2014年仕様エンジンを使うようだと報道が行われたが、どうやらこれは事実ではないようだ。

エンジンルールに抜け穴が見つかったことにより、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)は2015年シーズンには32トークン(エンジン開発に関する引換券のような制度)の範囲で、シーズンを通じてエンジン開発を続けることを認めることを明らかにした。これにより、各エンジンメーカーはその32のトークンをどのように活用するのがもっとも有効な手段となるかを検討しているところだ。

これに関しては、2014年に圧倒的な強さを誇ったメルセデスAMGでは、その2014年型エンジンをシーズン序盤に投入し、2015年仕様エンジンの開発に余裕を持たせる作戦のようだとのうわさも報じられていた。そうした報道によれば、メルセデスAMGでは開幕戦のオーストラリアGPから、第4戦のバーレーンGPまでの4レースで2014年仕様エンジンを投入するだろうという具体的な記述もされていた。

だが、イタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』は、そうした報道は事実ではないとし、メルセデスAMGでは「ヘレスで行われるテスト(2月1日~4日)に持ち込むためのクルマの組み立て作業を行っており、そのクルマには2015年仕様エンジンが搭載されることになる」と主張している。

『Omnicorse(オムニコルセ)』は、「最近報じられたメルセデスAMGが最初の4レースに2014年型パワーユニットを使うのではないかとのうわさは否定された」と付け加えている。

さらに、『Omnicorse(オムニコルセ)』によれば、メルセデスの2015年仕様エンジンは昨年のものとは大きく変わっており、ボッシュ製の燃料噴射装置が新たに採用されたことなどにより、ターボの過給圧をレギュレーションが認める最高限度である500バールにまで対応できるようにされているという。

2014年型のメルセデス製エンジンのターボ過給圧は、その半分強の数値でしかなかったと『Omnicorse(オムニコルセ)』は付け加えている。

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