2012年から2014年までトロロッソからF1に出走していたジャン-エリック・ベルニュが、2014年シーズン後に2レースに出走したフォーミュラEについて語った。
2015年にはフェラーリと開発ドライバー契約を結び、今後もF1への復帰を視野にいれるベルニュだが、今後もフォーミュラEのレースに出るチャンスもあると認めている。
そのベルニュは、フル電動のフォーミュラEのクルマは昨年まで走っていたトロロッソのF1カーと同じようなレベルにあるとは言えないものの、今ではそれに順応できたと母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「(フォーミュラEのクルマは)かなり重いんだ。だけど、まだ1年目だし、近い将来にはかなり改善されてくると思うよ」
「特に、電気エネルギーをセーブするために頑張らなくてはならないんだ。だけど、全体的にはコックピットでやらなくてはならないことはF1に比べるとかなり少ないよ」
「かなり違うのは確かだけど、それでも4つの車輪があってステアリングが付いているのは同じだし、それが最も重要なことだからね」
ベルニュにとって、フォーミュラEはレースをする楽しさを味あわせてくれるシリーズとなったようだ。
「これまでの3年間、僕の(トロロッソの)クルマでは、たとえ完ぺきなラップをこなしたとしても、予選でトップ10を狙うことさえできなかった。言うまでもなく、僕は最低重量よりも10kgも重かったからね」
「ほかのチームとの違いもなく、トップ争いができるクルマに乗ることができたのはうれしいことだったと認めざるをえないよ」とベルニュは付け加えた。