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2016年にハースF1からのデビューを視野に入れるアレキサンダー・ロッシ

2015年01月19日(月)17:42 pm

アメリカ人ドライバーのアレキサンダー・ロッシが、2016年からのF1参戦を目指すアメリカのハースF1チームに対して「非常に興味を持っている」ことを認めた。

ここまで6年間にわたってフォーミュラBMWやワールドシリーズ・バイ・ルノー、そしてF1の下位カテゴリーとして知られるGP2など、ヨーロッパでキャリアを積んできた23歳のロッシだが、2014年にはF1ドライバーとしてデビュー寸前のところまできていた。

ケータハムの控えドライバーとなった2014年には第7戦カナダGPでフリー走行1回目に出走。本来は母国アメリカで開催された第17戦アメリカGPでもフリー走行を担当することになっていた。だが、7月にチーム創設者のトニー・フェルナンデスがチームをスイスの中東系投資家グループに売却した後、ロッシはケータハムとの契約を解除し、マルシャに控えドライバーとして移籍。

そのマルシャでは、スポンサーシップの問題により第12戦ベルギーGPにはマックス・チルトンに代えてロッシをレースドライバーに起用するとの発表を行ったが、その後その発表を撤回するという珍事も発生。結局ロッシはフリー走行1回目に出走したのみで終わっている。

その後、鈴鹿で行われた日本GPでクラッシュしたジュール・ビアンキに代わってロシアGPに出走するのではないかとされたロッシだったが、マルシャはロシアでは1台のみのエントリーとし、ロッシの出番はなかった。

結局、マルシャもロシアGP後に経営破たんに陥り、ロッシのF1デビューの夢もまた遠のくこととなっていた。

その後ロッシは、母国アメリカへ戻り「インディカーのシート獲得に集中する」と昨年の12月に語っていた。

だが、ロッシは最近イタリアのウェブサイト『f1web.it』に対し、2016年には再びF1に目を向けたいと次のように語った。

「実際のところ、ほかの選択肢について分析をしているところなんだ」

「長期的には、僕はF1に行く計画をしている。だけど、2年間テストドライバーとして過ごしていたから、2015年にはレースに出たいんだ」

だが、F1ドライバーとなる道が険しいことに変わりはない。

「ご存じのとおり、獲得の可能性があるF1のシートは常にすごくわずかだ。そして小規模チーム(ケータハムとマルシャ)の崩壊により、その数はさらに少なくなっている」とロッシも認めざるをえない。

だが、ノースカロライナに本部を置き、NASCARにも共同オーナーとしてチームを参戦させているジーン・ハースによって2016年にF1参戦を開始する予定になっているハースF1チームのことに関して質問を受けたロッシは、次のように答えた。

「ハースのチームにはすごく興味があるよ」

「僕には必要とされる知識や経験があるし、僕はF1というものを理解している。それに、アメリカでの宣伝のためには、アメリカ人ドライバーを乗せたいと考えていると思うんだ」とロッシは付け加えた。

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