ミハエル・シューマッハ5連覇の立役者であるロリー・バーンが、フェラーリのテクニカル・ディレクターであるジェームズ・アリソンに力を貸しているという。
フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネは、チーム変革の必要性を強調しているとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が伝えた。
「ルカ(前会長モンテゼモーロ)は23年にわたって素晴らしい仕事をした」
「だが、昨年われわれは悲惨なシーズンを送った。変革の時を迎えたのだ」
2015年F1を新体制で迎えるフェラーリだが、開発が遅れ気味であることをマルキオンネも認めている。
そんな中、フェラーリの動向に詳しいジャーナリストのレオ・トゥリーニによると、シューマッハと共にフェラーリの黄金時代を築いた伝説的デザイナーのバーンが、アリソンと連携して仕事に取り組むという。
トゥリーニは『Quotidiano(クオティディアノ)』のコラムで次のように書いている。
「南アフリカ出身の才人(バーン)は、完全には絆を断ち切っていなかった」
「今、彼がアリソンとこれほど密接に連携していることは、良い兆候と言える」