ドイツ『Bild(ビルト)』紙が15日(木)に報じたところによると、ニュルブルクリンクは、2015年F1世界選手権第10戦ドイツGPの開催権を失った。
2014年はホッケンハイムが同レースを開き、今年はニュルブルクリンクが行う番だった。
これまで両サーキットは、一年おきにドイツGPの舞台となっていた。
ニュルブルクリンクを運営するカプリコーン社は、『Bild(ビルト)』に次のように語った。「契約が存在しないのだ」
「バーニー・エクレストンがホッケンハイムとどのような話をしているのか、われわれはコメントする立場にない」
カプリコーン社が経営を引き継ぐことになって、ニュルブルクリンクの状態は一旦、上向いたかに見えた。
ところが、買収話は軌道に乗る前にとん挫。昨年11月には、新たな買い手としてあるロシア人富豪の名が浮上した。
エクレストンは同じく15日(木)、『Reuters(ロイター通信)』に以下のように述べた。「(ドイツGP)はホッケンハイムで行う方向で、彼らといろいろ動いている」
「ニュルブルクリンクは無理だ。話をする相手がいないのでね」
「(ホッケンハイムとの)契約は手元にある。ただ文面の年度を書き換えるだけだ。ニュルブルクリンクと交代で開催するとの条項は削除すればいい」