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ホンダにもエンジン開発凍結の緩和が適用か

2015年01月15日(木)10:57 am

FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)では、今年から参戦するエンジンサプライヤーであるホンダに対しては、エンジン開発凍結の緩和を認めない方針を明らかにしていたが、その姿勢に変化が現れるかもしれない。

【動画】Honda F1パワーユニット映像

最近、FIAは昨年もエンジン供給を行ったメルセデス、ルノー、フェラーリの3社に関しては今シーズンを通じてエンジン開発を継続することが認められるものの、新規参戦となるホンダについてはその対象から除外され、いったん2月末までに今季用エンジンのホモロゲーション(認証)が行われた後はその開発が凍結されることになるとの方針を提示。これに対してマクラーレンとホンダは大きな不満を表明していた。

FIAがそうした判断をした理由は、ルールに抜け穴が見つかったものの、これまで一度もV6ターボエンジンのホモロゲーションを受けていないホンダに関しては、他メーカーたちが昨年行ったのと同様に2月28日までとされたホモロゲーション期限を守らなければならないと考えたためだ。

スペインのメディアはホンダの広報担当者がこの判断に対して「憤りと失望」を感じていると語ったと報じ、マクラーレンではこの件についてFIAと連絡をとっているとされていた。

そして、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は先週、FIAは最近の会合において、ホンダの申し立てを聴取し、エンジン開発凍結に関するFIAの「姿勢を見直すかどうかについて再考を行うこととなった」と報じていた。

『Autosprint(オートスプリント)』のロベルト・チンケーロ記者はその記事の中で「彼ら(ホンダ)の懸念を受け止め、この問題に関しては未確定とされた。次に開催されるエンジンメーカーによる話し合いによって決定されることになるだろう」と書いていた。

そして、『BBC』が14日(水)に伝えたところによれば、FIAとホンダの首脳部による話し合いが12日(月)に催されていたという。

FIAの広報担当者は、「会合はうまく進んだ。そして、我々は今回提起された問題に関して話し合いを行っている」と語ったとされている。

『BBC』では、今回の問題に対する解決策として可能性が高いのは、ホンダはレギュレーションに基づいて2月28日にホモロゲーションを受けなくてはならないが、その後はライバルメーカーたちと同様に32の開発トークンの範囲でシーズンを通じてエンジン開発を継続することが認められるというものだろうとしている。

ホンダの広報担当者は、「FIAが何か新たな決定を行い、それについての情報が与えられるまでは」この件に関するコメントは差し控えたいと語ったとされている。

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