自動車の運転免許取得に向けて、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が最初の関門をクリアした。
若くてモータースポーツ経験の浅いフェルスタッペンがスーパーライセンスを得て大きな議論を呼んだのをきっかけに、FIA(国際自動車連盟)は今年から、取得資格に関する規則を厳格にした。
これにより2016年以降、F1ドライバーになるためには、18歳以上で自動車の普通免許を保持していなければならない。
フェルスタッペンはまだ17歳だが、少なくとも基準のひとつを半分ほど満たした。
筆記テストに合格したため、居住国であるベルギーにおいて、付添人同乗のもとクルマの運転が許可されたと自身の公式サイトで発表したのだ。
「思ったより難しくなかった」とは、フェルスタッペンの弁だ。「勉強したのは7時間ほどだが、僕は覚えが早いほうでね。大したことなかったよ」
今は路上試験ができるようになるのを待っているところだ。
「ベルギーでは18歳にならないとテストできないんだ」とフェルスタッペン。「僕はまだ、その年齢に達していないのでね」
もっかの関心事は、この3月、メルボルンでトロロッソに乗るF1開幕戦だ。
昨年、いくつかのレースで金曜フリー走行に参加した彼だが、カートを卒業してF1に上がるまで、わずか一年しか経っていない。
「今月に入ってから、個人トレーナーとともにワークアウトに励んでいる」とフェルスタッペン。
「毎日ジムで2時間のセッションを二回行なっている。身体にキツいけれど、首の筋肉や腕、コアマッスルや背中にとても効くんだ。とにかく今は体力増強がすべてだよ」