レッドブルのダニエル・リカルドが、2015年シーズンには2014年に圧倒的な強さを見せたメルセデスAMGとの差を縮めていく自信があると語った。
メルセデスが2014年シーズンに見せつけた力強さや、今季はシーズンを通じてエンジン開発を続けることができるようになったことを受け、今季もさらにメルセデスAMGの独走が続くことになるのではないかと考える者も多い。
『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、メルセデスAMGではすでにそのエンジンのパワーを900馬力ほどに近づけているようだと書いている。
天才F1カーデザイナーと称されるレッドブルのエイドリアン・ニューイも、『Sky(スカイ)』に対して次のように語った。
「ルノーやフェラーリがメルセデスのレベルに到達できるかって? それはものすごく大変な挑戦になるだろうね」
だが、2014年シーズンにはメルセデスAMG以外のドライバーでは唯一表彰台の真ん中に3度も立ったリカルドは、フランスの『L’Equipe(レキップ)』に対し、自信ありげに次のように語った。
「昨年のシーズン前テストではうまくいっていなかったものの、メルボルン(開幕戦のオーストラリアGP)では2位でフィニッシュしたよ」
「そこからメルセデスAMGもシーズンを通じて開発を続けた。でも、彼らはもう頂点に達しているんじゃないかと思うんだ。一方、僕たちにはまだ改善の余地がある」
2014年にはレッドブルでのデビュー戦となった開幕戦では2位でゴールしたものの、燃料流量違反で失格処分となっていたリカルド。だが、シーズン前テストの結果ではもっと苦戦すると思われていた開幕戦で活躍を見せることができたことがその後のシーズンに向けて大きな自信となっていたことは間違いないだろう。
「(シーズン前の開発が進んで)いい冬にできれば、僕たちは追いつけるはずだよ」とリカルドは付け加えた。