バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)が、将来的にはフェラーリやメルセデスAMGへの移籍もありえるのではないかとのうわさを否定した。
2013年にウィリアムズからF1デビューを果たしたボッタスだが、そのF1キャリアは2010年にウィリアムズのテストドライバーとなったところからスタートしており、いわばウィリアムズの生え抜きドライバーだ。
だが、2014年に大活躍を見せたボッタスには、当然ながらほかのチームからも熱い視線が注がれており、キミ・ライコネン(フェラーリ)の契約満了を受けて2016年にはフェラーリに移籍するのではないかとのうわさもささやかれている。
そして、ボッタスのマネジメントにもかかわっているメルセデスAMGのトト・ヴォルフ(ビジネス担当エグゼクティブディレクター)は最近、仮にルイス・ハミルトンが2016年以降チームに残留することがなければ、ボッタスもその後任候補として検討されるだろうと語っていた。
だが、ボッタスは母国フィンランドのテレビ局『MTV3』に次のように語った。
「僕はこのチーム(ウィリアムズ)を信頼しているんだ」
「今年、真剣な交渉を行うことなどないと思うよ」
「技術面ではすごくいい人材がそろえられているし、ルールも昨年とほとんど変わらない。だから、もしクルマが基本的にいいものであるとすれば、さらに改善していけるはずだよ」
一方、ボッタスは、F1が2016年以降はエンジンルールが見直され、ドライバーが1000馬力ものパワーを持つエンジンを扱えるようになるのではないかとのうわさに対し、それが本当であればうれしいと次のように付け加えている。
「ドライバーの視点から言えば、もっとパワーがあるほうがいいからね」