インド当局が、フォース・インディアのチームオーナーであるビジェイ・マリヤの海外渡航を制限する決定を行ったと報じられている。
現在、マリヤ所有のキングフィッシャー航空に関する裁判が進行中だが、ムンバイ裁判所は、マリヤが48時間前までに詳細な旅行予定を提出しなければ、インド国外へ出国することを認めないことを申し渡したという。
『The Economic Times(エコノミック・タイムス)』は、税務当局の要請によって出された今回の決定により、マリヤが今後国外へ旅行する場合には少なくとも2件のレファレンスを提出することが必要になると報道。
その記事の中で、税務当局の弁護人は次のように語っている。
「この命令は重要なものだ。こうしたケースにおいて裁判所命令を軽んじることはできず、誰であれ法を超越することはできないということを正しく示すメッセージだ」
2015年には3月から11月にわたって合計20のF1レースが開催されることになっている。また、フォース・インディアでは主要スポンサーのあるメキシコで1月21日(水)にイベントを開催することになっている。適正な手続きを踏めばマリヤの国外旅行も不可能ではないと思われるものの、その動きには大きな足かせが課せられることになりそうだ。