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FIA、ホンダへの対応を再考との報道

2015年01月07日(水)16:37 pm

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、F1エンジン開発の“凍結緩和”措置からホンダを除外するとした判断を見直すことになるかもしれない。

【参考記事】ホンダ、F1エンジン開発凍結ルールに関しFIAと協議か

現行のエンジンルールの抜け穴により、2014年シーズンにF1エンジンを供給した実績を持つフェラーリ、ルノー、そしてメルセデスの3社に関しては、2015年シーズンを通じてV6ターボエンジンの開発継続が認められることになる。

だが、マクラーレンにワークスエンジンを供給することになるホンダに関しては今年新規に参入するという理由により、FIAのチャーリー・ホワイティング(F1競技委員長)は、ほかのメーカーが1年前にそうしたように、今年の2月28日までにホモロゲーション(認証)を受けた以後はエンジンの開発が凍結されるとの見解を示していた。

これに対し、マクラーレンとホンダはFIAとその問題についての協議を行うつもりだと報じられている。

スペインの『Marca(マルカ)』は、ホンダが代理人を通じ、こうした状況に「怒りと失望」を感じているものの「これ以上のコメントは差し控えたい」と語ったと伝えている。

そのマクラーレン・ホンダとFIAとの話し合いは今後数日中に行われることになると見られているが、F1のエンジンサプライヤーたちはすでに6日(火)にジュネーブで会合を持ち、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが求めている2016年から新たなエンジン規則を導入する件についての話し合いを行ったようだ。

そして、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』は、その会議においてホンダは2015年のエンジン開発凍結緩和問題に関しても問題提起を行ったと報じている。

『Autosprint(オートスプリント)』のロベルト・チンケーロ記者は、「ホンダの主張は聞き入れられた」と書き、次のように続けている。

「ジュネーブでの会議において、FIAはホンダへの対応に関して再検討することを決めた」

「彼ら(ホンダ)の懸念を受け止め、この問題に関しては未確定とされた。次に開催されるエンジンメーカーによる話し合いによって決定されることになるだろう。その会議は2週間後に開催されることになっている」

チンケーロ記者はさらに、「日本メーカー(ホンダ)は“プランB”を用意しているのではないかとのうわさもある」と続けている。

「仮に、FIAが現在の立場を変えることがなければ、マクラーレンはほかのメーカーがサーキットに持ち込む個々の改良部品に関して、パワーユニットの複合的なホモロゲーション(認証)を禁じるレギュレーションに違反するものだとの抗議を行う可能性もありそうだ」とチンケーロは付け加えている。

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