2015年には、少なくとも2つのF1トップチームが、これまでとは基本的に違うカラーリングをクルマに施すことになるかもしれない。
スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』が、2014年のチャンピオンチームであるメルセデスAMGの2015年型車はこれまでのような銀色ではなく、ひときわ目立つ鏡のようなクロームペイント仕上げとなるだろうと報じた。
その記事によれば、メルセデスAMGの新カラーリングは『Kromo(クローモ)』と呼ばれることになり、これと同じカラーリングが同チームに供給される『OZ(オーゼット)』のホイールにも施されることになるという。まさに、2014年のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンと、チームメートのニコ・ロズベルグが駆るメルセデスAMGの2015年型車W06は、まばゆいばかりのクルマとして登場することになりそうだ。
さらに、『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、これまでメルセデスAMG同様銀色主体のカラーリングが施されていたマクラーレンが、2015年には完全に違うカラーとなると報じている。
マクラーレンは、1997年にメルセデスからワークスエンジンの供給を受けることになった際に現在のような銀色をモチーフとしたカラーリングに変更していた。だが、マクラーレンは2015年からは再びホンダエンジンと手を組む。
「ホンダは(マクラーレンが)銀色を使い続けることを望んでいない。なぜならその色はメルセデスや、そのレースカーである“シルバーアロー”と関連するものだからだ」
そう報じた『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、次のように続けている。
「(2015年のマクラーレンは)オレンジ色になるかもしれないといううわさがある。それはテストを行う際のマクラーレンの伝統的な色だ」
「だが、白という可能性もあるだろう。それはホンダのイメージカラーでもあり、マクラーレンの最初のF1カー(1966年)がその色だったこともあり、その両方を記念するものとなる」
「最終的な選択は、マクラーレンに主要スポンサーがつくかどうかということが大きく関係してくるだろう」と『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は付け加えている。