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ジュール・ビアンキのザウバー移籍を計画していたフェラーリ

2015年01月05日(月)17:38 pm

スイスの『Blick(ブリック)』紙のF1記者であるロジャー・ブノワが、もしかしたら2014年のF1日本GP決勝でのクラッシュにより今も意識不明の状態が続いているジュール・ビアンキが2015年にはザウバーのステアリングを握っていたかもしれないと、次のように報じた。

「実際のところ、フェラーリでは2015年にはジュール・ビアンキをマルシャからザウバーに移籍させようという計画を立てていた」

フェラーリからエンジンの供給を受けるザウバーだが、2013年に大々的に報じられたロシアからの資金調達も計画通りには進まず、現在も資金的には非常に厳しい状況に置かれていると言われている。

ザウバーでは2015年シーズンにむけ、エイドリアン・スーティルとエステバン・グティエレスに替え、豊富な資金力を持つ元ケータハムのマーカス・エリクソンと、元ウィリアムズ控えドライバーのフェリペ・ナスルを起用するとともに、フェラーリの育成ドライバーであるラファエレ・マルチェロを控えドライバーに採用。これによってフェラーリからエンジン供給にかかわる大きな便宜を図ってもらうことになると報じられている。

マルチェロ同様フェラーリの育成ドライバーであったビアンキは、フェラーリエンジンを搭載するマルシャから2013年にF1デビュー。2014年のモナコGPではマルシャに設立以来初となるポイントをもたらすなどの活躍を見せ、将来のフェラーリドライバーとして嘱望されていた。ビアンキは、現在も母国フランスの病院で治療が続けられている。

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