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公式テスト開始まであと4週間。どうなるマルシャとケータハム?

2015年01月05日(月)16:50 pm

2015年のF1公式シーズン前テスト開催まであと1か月を切ったが、2014年に経営破たんに陥ったマルシャとケータハムの今後についてはいまだ不透明のままだ。両チームとも、暫定ながら2015年のエントリーリストに名前が記されているものの、実際にチームが生き残る可能性はだんだん小さくなってきている。

マルシャの管財人は、すでにチームの資産をオークションにかけており、イギリスのバンベリーにあるチームのファクトリーや機材などは2016年からF1に新規参入するアメリカのハースF1に売却されることになると考えられている。

このオークションで得た収入は大勢の債権者たちへの支払いに充てられることになるが、F1ビジネス記者のクリスチャン・シルトは『Forbes(フォーブス)』の記事の中で、チームスタッフに対してもまだ72,000ドル(約867万円)以上の給料支払いが滞っていると書いている。

だが、マルシャの管財人のひとりであるジェフ・ローリーは、「まだこの会社への投資を検討している複数の関係者と話し合いが続けられている」と主張。

だが、ローリーも現時点においては「レースを続けられるだけの十分な支援や戦略に関する申し出はきていない」と認めており、シルトはマルシャを解雇されたスタッフが再びチームで仕事ができるような状況とはならないだろうと結論づけている。

一方、ケータハムの管財人たちは、チームの復活に関して最近も強気の発言を行っていた。

だが、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙は、チームスタッフのうちかなりの者たちがすでに新たな職につき始めているとしており、中にはケータハムのファクトリーと同じオックスフォードシャーに拠点を構えるウィリアムズやロータスへ就職を決めた者もいると報じている。

ケータハムにとっても、まさに正念場を迎えることになりそうだ。

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