2015年にはフェラーリの開発担当ドライバーとなることとなった元トロロッソのジャン-エリック・ベルニュが、そのほうがチーム存続が苦しい状況に置かれているケータハムでレースをするよりもよいと主張した。
2012年から2014年まで3シーズンをレッドブルのジュニアチームであるトロロッソのドライバーとして過ごしたベルニュだが、来季はマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJrという若手ドライバーにシートを奪われることになった。
すでに2015年の正式な控えドライバーとして、元ザウバーのエステバン・グティエレスと契約をしていたフェラーリだが、ベルニュとの間にシミュレーター担当の開発ドライバーとしての契約を結んでいる。
ベルニュは、母国フランスの『L’Equipe(レキップ)』に次のように語った。
「もちろん、パドックと触れ合えるところにとどまるにはいい手段だよ」
「だけど、フェラーリがまた勝利を得ることができるよう、それを助けたいという気持ちも強いんだ。最も名声の高いチームと一緒に仕事をすることになるし、シミュレーターによって彼らの手助けができるよう最善を尽くすよ」
ベルニュはさらに続けた。
「それは素晴らしいことだ。ケータハムみたいなチームでレースをするより、フェラーリでベンチを温めるほうがマシだよ」
「僕はまだ若いし、これからもF1で何年も活躍できる。フォーミュラEは楽しかったけれど、今はフェラーリが最優先さ」