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「今のエンジンルール継続を望んでいるのはメルセデスAMGだけだ」とF1ボス

2014年12月18日(木)19:16 pm

今季から、V6ターボエンジンとエネルギー回生システムによる「パワーユニット」の時代が幕を開けた。その最初の年に大成功を収めたのはメルセデスAMGであり、ライバルエンジンメーカーであるルノーやフェラーリはその圧倒的な差に打ちのめされてしまった状態だ。

事態を重くみたメルセデスAMGのライバルたちは、2015年に向け、現在のエンジン開発凍結ルールを緩和しようと動いていたものの、これに失敗。そのため、来季も現状のルールのもとにメルセデスAMGとの戦いに臨むしかない状態だ。

だが、その道のりは決して平たんなものとはならないだろう。今季までのパートナーであったルノーと別れ、来季からメルセデスエンジンを搭載することになったロータスのエンジニアは、その問題の大きさを『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「(メルセデスエンジンはルノーエンジンに対し)85馬力勝っているのに、18kgも軽いんだ」

だが、ルノーやフェラーリといったエンジンメーカーには、18日(木)に行われるF1の意思決定機関「ストラテジー・グループ」の会合で、F1最高責任者のバーニー・エクレストンから助け舟が出されることになるかもしれない。

2016年には現在のV6ターボに関するルールをすべて撤廃しようともくろむエクレストンは、次のように語った。

「部屋にいる者すべてによって無記名投票をすれば、このエンジンのままでいきたいと考えているのは1社だけという結果になると信じているよ。そして、それはメルセデスAMGだ」

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