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次のF1最高責任者は女性?

2014年12月13日(土)10:49 am

F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、自分の後継者候補として女性の名前をあげた。

だが、11日(木)にロンドンで記者たちとのインタビューに応じたエクレストンは、さまざまな質問に答えている。

まず、最近、新たに指名を受けるであろうF1の新会長が、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンの権限の制限に動くのではないかと報じられていたが、これに対しエクレストンは平然とその可能性を否定した。

最近の報道によれば、F1筆頭株主である投資会社CVC(キャピタル・パートナーズ)のドナルド・マッケンジー会長の後ろ盾を得たポール・ウォルシュ(酒造会社ディアジオの元最高経営責任者)が新たにF1の会長職に就くこととなり、そうなれば「数か月」のうちにF1運営に「より専門的な手法で取り組む」ためにエクレストンの権限が制限されてしまうことになるだろうとされている。

こうした報道に関して尋ねられた84歳のエクレストンは、次のように反論した。

「彼にそんなことができたらすごいね。まずは(会長に)指名されるのが先じゃないのかな?」

だが、エクレストンは、こうしたことに関して陰で糸を引いているのがマッケンジーであることは確かだろうと語り、それについては「何か情報は持っているかって? 多分、ないね」と続けた。

だが、エクレストンの去就に関して最終的な権限を有しているのがマッケンジーであることは確かだ。そしてエクレストンは、いつか後継者を必要とするときがきたら、長年自分のアシスタントとして共にF1運営に携わってきたサーシャ・ウッドワード-ヒルもその最有力候補者の1人だと次のように語った。

「もし私が取締役会をコントロールできる立場だったとしたら、多分私は、女性を最高責任者に指名するのも悪い考えではないんじゃないかと言うだろうね」

だが、そう語ったエクレストンも、現時点では自分こそがF1にとってかけがえのない貢献者だと主張している。

1970年代にF1チームオーナーから次第にその権力を増してきた経歴を持つエクレストンは、次のように続けた。

「私には少しばかりの経験しかないが、私を信じ、頼ってくれる人たちに恵まれている。私は彼らと握手をするだけだよ。彼らは契約書など必要としないんだ」

「ひとつ言えることは、そうした評判のようなものを勝ち得るためには非常に長い時間がかかるということだ。私がやっていることをやろうとする者は誰であれ、それをやりとげるためにはものすごく長い時間が必要になると思うね」とエクレストンは付け加えた。

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