レッドブルの天才デザイナー、エイドリアン・ニューイは、2015年もF1にかかわると語っている。
現在のF1界でエンジニアとして最も高い評価を得ているニューイだが、来年からはレッドブルにとどまりつつも、ヨットレースの最高峰であるアメリカズカップのプロジェクトに参加するなど、F1の第一線からは退くことになっている。
しかし、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ニューイは今後もF1にかかわり続けるとオートスポーツアワードで次のように語った。
「エイドリアンはエイドリアンだ。一歩下がると言っても、それほど遠くまでは下がりそうにないよ!」
「彼は今も大きくかかわっている。来年のクルマのデザインにも大きく関与しているし、今後も離れたりしないことは確実だ」
ニューイ自身も、『PA Sport(PAスポーツ)』に次のように語っている。
「5、6戦は出席するつもりだ。最新情報を仕入れておきたいからね。そうすれば指導や助言をする立場として、きちんと対処もできる」
「間違いなくメルボルン(開幕戦オーストラリアGP)には出席するし、その後も鍵になるレース、つまりエンジニア的に大きな課題を抱えるようなレースには、いくつか出るつもりだ」
また、チームスタッフへの信頼は厚いとニューイは話している。
「非常に優秀な集団だ」
「ちょうどいいタイミングだったんだ。チームは今や大きく成長した。彼らが最前線に立つべき時だ」