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アロンソ、やっぱりマクラーレン・ホンダには行かない?

2014年12月10日(水)17:17 pm

2015年のドライバーラインアップ発表が遅れているマクラーレンに関し、新たなうわさが次々とささやかれている。中には、アロンソがやはりマクラーレン入りをやめるのではないかというような説もあるようだ。

マクラーレンでは、この段階においても来季のドライバーラインアップを発表せず、ジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンという2人のドライバーを中ぶらりんの立場に置いている。そして、マクラーレンのこうした姿勢に対する批判の声も日増しに大きくなってきている。

元F1ドライバーであり、マクラーレンで1998年と1999年にF1チャンピオンに輝いたミカ・ハッキネンは『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「今のような状態はマクラーレンには似つかわしくないね」

だが、今の状況は、単にマクラーレン総帥のロン・デニスが優柔不断であるという以上に、もっと複雑な事情があるのは間違いないようだ。

スペインの『AS』紙は、マクラーレンではドライバーラインアップの発表と同時に2つの新スポンサーの発表も行いたいと望んでいるのだが、「そのうちの1社との交渉が難航している」と報じている。

その記事によれば、2つのスポンサーのうちひとつは、フェラーリから移籍するフェルナンド・アロンソとともに参入するスペインの携帯電話キャリア「モビスター」であり、もう1社は「アラブ首長国連邦の大企業」だという。

しかし、ここへきて、現在の発表遅延は、アロンソとの契約に関係がありそうだという信頼できる筋からの情報も出てきている。

イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が9日(火)に報じたところによれば、まだ正式に発表はされていないものの、アロンソとマクラーレンが結んだ契約には、アロンソ側からの一方的な解除条項が盛り込まれているという。

この報道は、アロンソがやはり2016年にはメルセデスAMGへ移籍することもまだ視野に入れているのではないかとの推測に再び火をつけることとなるだろう。とりわけ、アブダビで11月末に行われた公式テストにおいてホンダエンジンを搭載したマクラーレンがまともに走ることさえままならなかったという状況を迎えていただけになおさらのことだ。

さらに、ほかの説もある。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、アロンソは、アブダビテストでの結果を踏まえてマクラーレン・ホンダ加入を取りやめ、2015年はいったんF1から離れてポルシェとともにル・マン・シリーズと呼ばれるWEC(世界耐久選手権)に参戦するという可能性もあるだろうと報じている。

また、アロンソが、現在デニスとほかの主要株主との間で繰り広げられている支配権争いのゆくえを見守っているのではないかという別の説もある。その結果によっては、2015年にマクラーレンに新たなボスが登場する可能性もあるからだ。

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