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マクラーレン・ホンダのドライバーは「数日中」に決定か

2014年12月09日(火)18:02 pm

各F1チームの来季のドライバーラインアップもほぼ出そろい、あとはマクラーレンを残すのみとなっている。だが、マクラーレンでは来季のドライバー体制の発表をずるずると先延ばしにしてきている。

こうした状況に対し、ジェンソン・バトンはメディアに対して冗談で受け答えをするしかないようだ。

「僕は新たに日本の電話番号を取得したんだ」

そう語った2009年のF1チャンピオンであるバトンは、「たぶん、そのせいで僕のところに何も連絡がこないんだね」と続けた。

15年におよぶF1キャリアを持つベテランドライバーのバトンは、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエとともに、『Autosport(オートスポーツ)』が主催する年間表彰式へ参加していた。

マクラーレンの優柔不断な姿勢に対する非難が日に日に高まりつつあるが、ブーリエ自身も「数日以内」に決着がつくことを期待していると次のように語った。

「そのことはあと数日で決まると期待しているよ。なぜなら、我々誰しもが来年一緒にやるのが誰になるのか、できる限り早く知りたいと望んでいるからね」

すでにひとつのシートにはフェルナンド・アロンソが座ることが確実な状況となっているが、そのチームメート決定に関し直接的な責任を持つマクラーレンの最高権威者ロン・デニスは、ロンドンで行われたその表彰式には姿を見せていなかった。

「変な状況だよね」とバトンも認め、次のように続けた。

「でも、人生にはときとしてこういう状況に置かれることもあるものさ。ただ、これに対応するしかないよ」

そんな中、1996年のF1チャンピオンであるデーモン・ヒルは、うわさでは今年デビューしたケビン・マグヌッセンのほうが有利ではないかと言われているものの、バトンにもまだ勝算はあると『Sky(スカイ)』に対して次のように語った

「きっとマクラーレンも最善を尽くしているはずだ。そうじゃなければ、バトンに対してすでに“もう君をチームにとどめておくことはできないから、自分に必要なことをやってくれ”と伝えていたはずだからね」

「同様に、もしジェンソンが自分にはチャンスはないと思ったなら、彼もチームに対して辞めると言っていたはずだ」

そう語ったヒルは、次のように付け加えた。

「私は、マクラーレンには決定に関する発表を行う前に、決着をつけなくてはならないことがあるんじゃないかと推測しているよ」

一方、今年通算2度目のF1タイトルを獲得したメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、2015年にはマクラーレン・ホンダに乗るアロンソと戦うことを楽しみにしていると語ったと報じられている。

かつて2007年にマクラーレンでアロンソとチームメートとしてF1デビューを飾ったハミルトンは、スペインのメディアに対して次のように語った。

「フェルナンドが彼のクルマでどういうことができるのか、興味深いね」

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