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マクラーレン内部にバトン派とマグヌッセン派?

2014年12月02日(火)17:01 pm

長引いているマクラーレンの2015年ドライバー問題もいよいよ今週後半には山場を迎えることになりそうだ。

フェルナンド・アロンソの加入はすでに間違いないと考えられているマクラーレンだが、2014年のF1最終戦アブダビGPの開催前に、来季のドライバーラインアップについての決定は「12月1日以降」になると発表していた。

しかし、その12月1日(月)は何も発表されないまま過ぎていった。マクラーレンの広報担当者は、「我々のプレスリリースには12月1日に発表するとは書かれていなかった」と語るのみだった。

アロンソのチームメート候補は、2014年のドライバーであったジェンソン・バトンとケビン・マグヌッセンのいずれかであると考えられているが、1日(月)には、マクラーレンは今週木曜日(4日)あるいは金曜日(5日)に最終決定を下すことになりそうだと報じられていた。

これに関して、マクラーレンの広報担当者は次のように続けた。

「我々があのプレスリリースを出してから、ロン(デニス/マクラーレン最高権威)は、“いかなる決定に関しても株主と取締役会の支持を得る必要がある”と語っていた。マクラーレン・グループの取締役会は今週中に行われることになっている」

現在報じられている情報からすれば、その取締役会が行われるのは4日(木)のようだ。

さらに、デニスも次のように付け加えた。

「我々がまず2人を中心に考えているのはかなり当然のことだ。だが、ケビンとジェンソン以外にも選択の幅はある」

「いずれにせよ、どういう決断が下されるかはそのときまでは分からないよ」

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、マクラーレン内ではどうやらドライバー選択に関して2派に分かれているようだと伝えている。

それによれば、デニスは今季F1デビューした若いマグヌッセンを推しているが、大株主のマンスール・オジェやバーレン、そして恐らくはアロンソも、2009年のF1チャンピオンであるバトンを残すべきだと強く主張しているのではないかと考えられているという。

最終的にマクラーレン首脳陣がどういう判断を下すのか、いよいよ今週中にはその答えが見えてきそうだ。

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