ジャン-エリック・ベルニュが、アメリカのインディカー・シリーズへの転向の可能性を示唆した。
トロロッソで3シーズンを過ごした24歳のフランス人ドライバーは、来季トロロッソが17歳のマックス・フェルスタッペン、そして20歳のカルロス・サインツJr.という2人の新人ドライバーによるラインアップで行くことを決定したため、そのシートを失った。
そのベルニュは、インディカーの公式サイトに対し、「アメリカのインディカーでレースをすることに本当に興味を持っている。素晴らしい選手権だと思っているよ」とコメントしている。
『Indycar.com』によれば、ベルニュはすでにインディカーにおけるトップチームであるアンドレッティ・オートスポーツとチップ・ガナッシ・レーシングと連絡を取り合っているという。
ベルニュは、次のように続けている。
「僕はマネジャーのジュリアン・ジャコビと一緒にやっている。彼はすでにアメリカでも何人かのドライバーと一緒に仕事をしているんだ。現時点ではすぐにトップチームに加わるのはかなり大変みたいだけれど、どういう種類のシートを獲得することができそうかすごく楽しみにしているよ」
少し前には、ベルニュがF1にとどまるための最大のチャンスは、ウィリアムズの控えドライバーとなることではないかと報じられていた。だが、ベルニュは次のように続けた。
「僕はトロロッソを去ることを本当につらいとは思っていないんだ。F1にもほかの選択肢はいくつかあるけれど、レースで勝つことができ、選手権の制覇だってできるシリーズでレースをしたいと思っているよ」
「僕の目標はインディカー選手権での1年目を迎えることだ」
そう語ったベルニュは、次のように付け加えた。
「全レースで勝てるとか、オーバルだって楽勝だなんて強がってみせるつもりはないよ。ヨーロッパのドライバーにとっては学ぶべきことがたくさんある。でも、多くのヨーロッパ出身ドライバーたちが経験を積むことでオーバルでもかなりうまく走ることができるようになっている。それにロードコースや市街地でのレースもかなりたくさんあるしね。僕がかなりうまくやれることは分かっているよ」