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ベルニュ、結局はトロロッソ解雇か

2014年11月23日(日)20:46 pm

どうやらジャン-エリック・ベルニュはトロロッソの2015年シートをつかみ損ねたようだ。

セバスチャン・ベッテルの爆弾発言に先立って、ベルニュはいったん、トロロッソの2015年構想から外れた。

来季はダニール・クビアトのチームメートに17才の新人マックス・フェルスタッペンが抜てきされる。

そこへ降ってわいたベッテル脱退のニュース。レッドブルの反応は素早かった。クビアトをトロロッソから引き抜いたのだ。その結果、ベルニュは来季ドライバー候補として息を吹き返した。

ここ数週間、ベルニュは見違えたように元気な様子だったが、一転してF1最終戦アブダビGP2日目の22日(土)、ベルニュの母国フランスの報道陣は彼の異変に気づく。

二倍のポイントが与えられる同レースでチームの意気込みについて質問されたベルニュは、次のように答えたのだ。「どうやらレッドブルには、ポイントを獲るより大事なことがあるらしいよ」

ベルニュが遠回しに指摘している点、それはすなわち、来季レッドブルに昇格する僚友クビアトは今季、ベルニュより少ない得点に甘んじているのだ。

こうしたベルニュの態度からフランスのラジオ局『RMC』と『L’Equipe(レキップ)』紙では、やはりトロロッソはベルニュを残すより、もうひとりの新人カルロス・サインツJr.起用に傾いているのではないかと推測する。

『L’Equipe(レキップ)』は、次のようなベルニュのコメントを掲載した。「このグランプリで何が起きても、僕が1ポイントに終わろうが10ポイント稼ごうが、何も変わりはしない」

ただし、サインツJr.だけが来季の候補ではない。

新たに下位カテゴリーのGP3を制覇したイギリスの新鋭アレックス・リンにも可能性はある。また『RMC』は、仮に来季レッドブルが3台目を走らせるなら、今季フォーミュラ・ルノー3.5シリーズでサインツJr.に続くランキング2位に輝いた18才の新星ピエール・ガスリーがそのクルマでF1デビューするかもしれないと伝えた。

この件で『RMC』は、F1戦略グループが25日(火)に招集され、話し合いを行うとしている。

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