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欧州委員会の圧力? エクレストンらに変化の兆し

2014年11月23日(日)17:02 pm

現在のF1に対する不満を募らせていたロータス、ザウバー、フォース・インディアの3チームだが、22日(土)にF1オーナー会社CVC(キャピタル・パートナーズ)のドナルド・マッケンジー会長やF1最高責任者であるバーニー・エクレストンとの話し合いの結果、いくぶんその怒りが収まりつつあるようだ。

普段あまりF1パドックに姿を見せることのないマッケンジーだが、今回はエクレストンとともに上記3チームとの話し合いを行うためにアブダビを訪れていた。3チームは現在のF1での意思決定や収益の分配方式に強い不満を訴え、今月初旬にはレースのボイコットさえ辞さないという姿勢を見せていた。

F1関係者の話によれば、ここ数週間にわたって目に見えて不機嫌な様子が見られていたこれら3チームの首脳陣は、その話し合いのあとでは明らかに機嫌がよくなっていたように見えたという。

恐らくは、F1の意思決定機関である「ストラテジー・グループ」や、現在の収益分配方式が欧州連合競争法に違反する可能性があるとして、欧州連合の調査委員会が調査に乗り出すとの報道が行われていたことで、状況に変化が生じたのではないかと思われている。

『Telegraph(テレグラフ)』は、エクレストンがそうした財政危機にひんしたチームが「募金箱を手に歩き回っている」などと語ったことに対して謝罪したとも伝えている。

ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスは次のように語った。

「彼ら(エクレストンとマッケンジー)はどちらも、何らかの措置を講ずる必要があるということを理解したよ」

「彼らはこれから、さまざまなことを検討することになる」

次の話し合いが来週序盤にスイスのジュネーブで行われることも決まったと考えられている。

『Reuters(ロイター通信)』は、フォース・インディアの総帥であるビジェイ・マリヤも、エクレストンとマッケンジーがここ数日の間に「宿題をやり終え」ており、今後そうした課題に向けて「真剣な検討」に入るだろうと見ていると報じている。

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