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クラッシュでのF1タイトル決着もあり得るとニキ・ラウダ

2014年11月22日(土)17:50 pm

メルセデスAMGの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、F1最終戦アブダビGP(23日決勝)において、クラッシュによってタイトルのゆくえが確定する可能性もあると認めた。

メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグは、今シーズンのF1チャンピオンの座をかけて厳しい戦いを展開。かつては友人同士であった両者の関係にも強い緊張感が漂うこととなっている。事実、ベルギーGP(第12戦)では、両者がクラッシュし、ハミルトンがリタイアを余儀なくされるという事態も起こっていた。

「クラッシュの可能性は大きいよ」

ラウダはそう語ると、次のように続けた。

「なぜなら、タイトルがかかった最後のレースだからね。非常にリスクを伴う追い抜きに出ることも十分あり得るよ」

「しかし、我々としては彼らを自由に戦わせることにしているのだから、そのリスクを受け入れなくてはならない。だが、そのリスクがこれまでよりももっと高くなるのは間違いないだろう」

そう語ったラウダだが、『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』に対し、メルセデスAMGのドライバーたちがもっと大局的に物事を見て、日曜日にはクリーンな戦いをするようことを期待していると、次のように続けた。

「ドライバーなら誰でも、そういう攻撃的な姿勢をとれば自分のレースをそこで終わらせてしまう危険があることも分かっているからね」

だが、ラウダは、もはやチームもは、ドライバーたちに分別を持ってレースをしろと説得するようなつもりはないと主張している。

「我々が介入するつもりはないよ」

「幸いなことに、もはや彼ら以外にタイトルを手にできる可能性のあるドライバーはいないし、あとは2人による対決が残されているのみだ。忠告などしても逆効果になるだけさ」

ラウダは次のように締めくくっている。

「彼らは自由であるべきだし、F1チャンピオンを目指すためにやりたいようにできるようにしておくべきだよ。私としては、レース中にどちらのクルマにもトラブルが発生しないよう、チームとして十分なことができるよう期待するだけだ」

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