ザウバーで“提携ドライバー”という位置付けとされていたスイス人女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロがマネジャーとの契約を解消したことが明らかとなった。
25歳のデ・シルベストロは、昨年までアメリカのインディカー・シリーズに参戦していたが、夢であるF1昇格を目指してスポンサーとともに今季ザウバーと契約。これまでに数回型落ちのF1カーでのテストを行っていた。
だが、このほどザウバーの広報担当者が、そのデ・シルベストロのプログラムは「財政的理由により継続されない」ことになったと語った。
『Speedweek(スピードウィーク)』は、今週、デ・シルベストロとマネジャーであったイムラン・サフィウラとの契約が解消されたと報じている。
サフィウラはこれまで長くスポンサー「ニュークリア・クリーン・エア・エナジー」を通じてデ・シルベストロの支援を続けてきていたが、今回の関係解消により、デ・シルベストロのF1への道はほぼ閉ざされてしまうことになりそうだ。
『Speedweek(スピードウィーク)』はデ・シルベストロのコメントを次のように紹介している。
「これから、自分のレースキャリアにおいてどういう選択肢があるか、次のステップについて落ち着いて考えたいと思います」