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ロズベルグの頼みの綱はマッサだと因縁のグロック

2014年11月21日(金)6:45 am

元F1ドライバーのティモ・グロックが、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)にとってはウィリアムズのフェリペ・マッサがタイトル獲得に向けた頼みの綱となるだろうと語った。

そのグロックこそ、6年前に当時フェラーリに在籍していたマッサがほぼ手中にしていたF1タイトルをルイス・ハミルトン(メルセデスAMG/当時マクラーレン)に渡してしまった張本人だ。

2008年のF1最終戦ブラジルGPを5位以内でフィニッシュすればタイトルが決定するという有利な条件で臨んだハミルトン。だが、タイトル争いの対抗馬であるマッサがトップをキープしながら走行を続ける中、ハミルトンはレース終盤には6番手を走行するという苦しい状況に置かれていた。そしてマッサが先頭でチェッカーを受け、この時点では誰もがマッサが逆転でタイトルを手にしたと考えた。

ところが、レース終盤に強くなった雨のため、5番手を走行していたグロック(当時トヨタ)が最終ラップで失速。ハミルトンがそのグロックを最終コーナー手前で抜き去って5位に浮上し、わずか1ポイント差でマッサからタイトルを奪い取ってしまったのだ。

マッサはそのときの悔しさをいまだに忘れていないようだ。事実、最近も「あるドイツ人」によって自分のタイトル獲得のチャンスが消されてしまったとの発言をしていた。

現在はBMWのワークスドライバーとしてDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦しているグロックは、そのマッサの発言に関してドイツの『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「もう何年もたっているのに、あれ(マッサの発言)には驚いたよ。そのとき彼が笑いながら語ったのは分かっているけれどね」

くしくも、今週末にダブルポイント制で行われるF1最終戦アブダビGP(23日決勝)で、ランキングトップのハミルトンからタイトル獲得のチャンスを奪う可能性があるドライバーのトップにマッサの名前が挙げられている。

現在、チームメートのニコ・ロズベルグに17ポイント差をつけているハミルトンは、仮にロズベルグがトップでゴールしたとしても、それに続く2位でフィニッシュすれば2008年以来通算2度目のタイトルを獲得することになる。ロズベルグからすれば、自分がまず先頭でチェッカーを受け、それに続いてハミルトン以外のドライバーが2位でゴールしてくれることが必要なのだ。

前戦ブラジルGP(第18戦)の後、ロズベルグはそこで一緒に表彰台に上ったマッサを指し示し、彼がそれを実現してくれるドライバーだと語っていた。

「ロズベルグにとって最大のチャンスは(ハミルトンの)マシントラブルだろうね」とグロック。

「だが、誰もそういう形でタイトルが決まるのを見たいとは思わないだろう」

「それに、僕はウィリアムズがアブダビでもかなり速いだろうと思っているんだ。だから、彼(ロズベルグ)としては、フェリペ・マッサかバルテリ・ボッタスに期待することができるだろうね」

「彼(ロズベルグ)にもまだチャンスは残されている。2010年にはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がもっと厳しい条件を抱えていたと思うけれど、それでも最後には彼がタイトルを獲得してみせた」

「僕は、(ハミルトンとロズベルグの)どちらもF1チャンピオンにふさわしいと思っているよ。シーズン終盤のハミルトンの強さは圧倒的だけど、ニコだって序盤は強かったからね」

一方、批判の声も多いダブルポイント制について尋ねられたグロックは次のように答えている。

「ひとつのレースの重要度がそこまで高められるというのは少しばかり変だと思っているよ」

「だけど、もしハミルトンのクルマにトラブルが起きるようなことがあれば、通常のポイント制だったとしてもタイトルを失うことになるんじゃないかな」

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