ドイツの通信社が、フェラーリが2015年にセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が加入することを正式に発表したと報じた。だが、フェラーリはこれを否定している。
19日(水)に、一見するとフェラーリの公式アカウントのように見えるツイッターアカウントが「フェラーリはセバスチャン・ベッテルがその一員となること光栄に思う」とツイートしたことで、ちょっとした騒ぎに発展してしまっていた。
その数時間前、本当のフェラーリ公式ツイッターアカウントが「変化の気配が漂っている」と、何か重要なことが起こることを予感させるような意味深長なツイートを行っていたことも、その騒ぎを助長する原因となっていたようだ。
だが、ベッテル加入発表と思われるツイートを行ったアカウントはフェラーリの公式アカウントではなく、「ScuderiaFerraril」と、本来最後が“i”で終わるはずのものに“l”が付けられたニセのアカウントだった。
しかし、これにまんまとだまされたドイツの『DPA通信』は、世界に向けて「フェラーリがベッテル加入を正式発表」と報じてしまったのだ。
フェラーリは、ドイツのもうひとつの通信社である『SID通信』に対し、「我々は何も発表していない」と語り、次のように付け加えている。
「これらはメディアで報じられているうわさに過ぎず、我々としては認めることはできない」