GP2の新王者ジョリオン・パーマーが、フォース・インディアからF1テストのチャンスを得た。
F1直下のカテゴリーを制したパーマーの来季F1デビュー、あるいは今週末の最終戦アブダビGPでF1に復帰するケータハムからの出走が望み薄であることは、既報のとおりだ。
しかし、アブダビGP後に行われる合同テストでフォース・インディアのマシンに乗るチャンスは逃さなかった。
同チームは19日(水)、次の声明を出した。「元F1ドライバー、ジョナサン(パーマー)の子息ジョリオンは、来週火曜日のテスト初日をフルに使ってチームによい印象を残そうと意気込んでいる」
フォース・インディアに所属する現ドライバーのうち、2015年残留が決まっているのはニコ・ヒュルケンベルグだけだ。もう一人のセルジオ・ペレスとの交渉も進展中だが、その行方はまだ、はっきりしない。
チームCEOビジェイ・マリヤは、次のように語った。「GP2を走るジョリオンの活躍はずっと注目していた。彼の才能はF1級だ。今回のチャンスも当然といえる」
パーマー本人は次のように話している。「フォース・インディアは、常に新しい才能を掘り起こすチームだ。今回のチャンスをもっと大きな将来の目標につなげたい」
フォース・インディアでは、パーマーの他にオーストラリア人F3ドライバーのスパイク・ゴダードも走らせる予定だ。