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「欲しいのはF1経験豊かなドライバー」だとハースF1

2014年11月19日(水)19:36 pm

2016年のF1参戦を目指しているアメリカのハースだが、必ずしもアメリカ人ドライバーを乗せようという考えに固執しているわけではないようだ。

アメリカで最も人気のあるモータースポーツNASCARでもすでにスチュワート・ハース・レーシングの共同オーナーとしてチーム運営にかかわっているジーン・ハースは、その本拠地があるノースカロライナにF1プロジェクト本部を置いている。

だが、実際にF1参戦を目指す上ではイギリスにもチーム本部を置くことになるだろうと見られており、現在同プロジェクトの責任者を務めているギュンター・シュタイナーもフィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙にこれを認め、本部は「オックスフォードに置かれることになるだろう」と語っている。

ハースは、アメリカ人ドライバーを乗せることが理想的だと語っているが、シュタイナーは「それ以上に、経験のあるドライバーが欲しいと思っている。我々は新しいチームだし、それほど多くのリスクを冒すわけにはいかないからね。賢明な判断が必要だよ」と主張している。

しかし、ハースF1チームが着実にその姿を整えつつあるのは間違いないようだ。18日(火)には、長くNASCARでエンジニアを務めてきたマット・ボーランドを技術責任者に指名し、NASCARのスチュワート・ハース・レーシングとは別の業務を兼任させることも発表されている。

同様にハースF1の最高執行責任者とスチュワート・ハースの副社長を兼任するジョー・カスターは、今回の人事に関して次のように語っている。

「彼(ボーランド)は、この2つの職務をこなすには適任だし、最終的にはハースF1チームとスチュワート・ハース・レーシングのいずれにとってもいい成果をもたらすだろう」

ボーランド自身も、「これから2つの世界最高峰シリーズにかかわることになる。私はハースF1チームの立ち上げを進めながら、スチュワート・ハース・レーシングの発展の手助けを続けることもできるからね」と意気込みを語っている。

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