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アブダビでサインツJr.のトロロッソ昇格が決定?

2014年11月19日(水)17:38 pm

来季、17歳のマックス・フェルスタッペンをレースドライバーとして起用することが決まっているトロロッソにとって、現在の課題はもうひとつのシートにカルロス・サインツJr.を乗せるか、あるいは経験のあるジャン-エリック・ベルニュを引き続き起用するかという選択を強いられていることだろう。

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だが、サインツJr.の母国であるスペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』は、さまざまな関係者の証言からすれば、レッドブル、そしてそのジュニアチームであるトロロッソに残された唯一の選択肢はサインツJr.を昇格させることだけだと主張している。

サインツJr.については、最近来季フェルナンド・アロンソ(現フェラーリ)のチームメートとしてマクラーレン・ホンダのシートを得る可能性もあるのではないかとうわさされていた。だが、マクラーレンではその報道を否定している。

レッドブルの育成ドライバーとして、今季は下位カテゴリーのフォーミュラ・ルノー3.5シリーズのタイトルも獲得したサインツJr.は、早くから来季のトロロッソ昇格がうわさされていた。

だが、レッドブルがフェルスタッペンの起用を決めたことでそのチャンスが消滅したかに思われたものの、セバスチャン・ベッテルが今季限りでレッドブルを離脱することになったため、急きょダニール・クビアト(トロロッソ)の来季レッドブルへの昇格が決定。それによってサインツJr.にも再びトロロッソのシート獲得の望みが出てきている。

しかし、レッドブルやトロロッソの首脳陣は、来季まったくF1経験のないフェルスタッペンとサインツJr.のラインアップとすることにはリスクがあるとして、ベルニュ続投の可能性も示唆している。

だが、『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』では、サインツJr.のシート獲得のカギを握るのはスペインの石油会社セプサの動向だろうと指摘している。これまでトロロッソの重要なスポンサーであったセプサは、トロロッソそしてF1からの撤退を考えているとされている。

「ベルニュが候補に挙げられているのは、セプサにトロロッソの支援から手をひかないようにさせるための圧力だと解釈することができるだろう」

うわさでは、これまでロータスのスポンサーであったフランスのトタルが、来季ロータスがメルセデスAMGに移行することにより、チームの公式燃料サプライヤーとしての座を失うことから、ルノーエンジンを搭載するトロロッソ、そしてフランス人ドライバーであるベルニュのスポンサーにくら替えすることを考えているのではないかとも言われている。

『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』は、次のように続けた。

「今では、(セプサが)継続することを再考している。それは何よりも、スペイン人ドライバーを走らせるためだ」

「今週末には重要な会議がアブダビで行われ、そこで好ましい合意に達する可能性がある」

そんな中、レッドブルでは、アブダビGPの翌週に行われるF1公式シーズン後テストにおいて、ダニエル・リカルドとサインツJr.がレッドブルのテストを担当することを正式に発表している。

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